明け方,蚊の発する高周波音で眠りから引き戻された.そのうち,ぷいぃ〜ん〜ぃい〜ん〜〜・ぷ。という音がして,わたくしの顔面に着地した気配があった.わたくしが寝ていると思っているようだが実は気づいているのだよ,というメッセージを込め,敵機の気配めがけて痛烈な平手うちをくれてやったところ目の前に火花が飛んだ.しかるにどうも敵機はまだ飛行中らしい.そこで「身辺におびきよせた上でいきなりタオルケットを体に巻き付け墜落させる作戦」を立案し,両腕でタオルケットをささげ持つこと数分.この間も,敵機を撃墜後は引き続き眠り続けるつもりで眼はつぶったままだったが,そのうち自分が完全に覚醒していることに気付きアホらしくなって布団を出た.おかげで今日は早起きができました.