またまた、電気泳動ゲル撮影装置の続き。我ながらしつこいな。そして読む人はつまらんだろうが。
こんなもんかなー と思う洋モノ製品があったので、日本に代理店はあるかい?とメールを出してみた。そしたら日本の代理店から電話がかかってきた。代理店といっても、そこの製品も扱いつつ同様の製品も製造している理化学機器メーカーで、電話をくれたのはどうやら技術担当の方らしかった。でいろいろと聞いてみると、ちゃんとしたシステムを組むのはやはりシロートが考えるほど簡単ではないみたいだ。
まずカメラをPCから制御するちうのが、最近のデジカメでは厳しいらしい。最近のデジカメならできると思っていたのが実は逆で、デジカメがこれだけ普及してくると余分な機能を削って安くする方向に進んでいるらしく、そうなるとPCから制御するなんてのは消えゆく運命らしい。キヤノンの「お客様相談窓口」のおねいさんに、以前の機種なら対応しているのですが、と言われた意味がようやく飲み込めた。それでいま問題にしている装置ではどうするかというと、もう本体の液晶ディスプレイで確認して撮影し、そのあとでPCに移すなり印刷するなり、という具合にするしかないらしい。
その他にも周縁部のひずみの問題とかなんとか、、、まあどこまでのクオリティを求めるかによって話は違ってくるとは思うが、ともあれ詳しい話を聞けて随分すっきりした。やはり何によらず専門家の話というのは貴重なものだ。もっとも、知らんかったらテキトーなシステムで満足していて安くすんだかもしれないけれど。
ちなみにそれでどうするかというと... まずは壊れたカメラと同じ新古品の心当りがあるので探してみましょうか?という話になった。ま、それだと現行のシステムをそのまま使えるので一番楽ではある。でもせっかく自前のシステムを構築しようと意気込んでいたのに腰砕けだな...