最近、関係学会から投稿論文の査読が回ってくることが多い。査読が自分の専門にぴったり一致ということはあんまりないので、たいていはまあ他の論文とか参考書を読んだ上でコメントを書いてジャッジすることになる。楽じゃないけれど勉強になるので悪いことばっかりでもない。ただそれは内容が判読できる場合の話で、しばしば英語がものすごくて何がいいたいのかよくわからん論文 - ロゼッタストーンとワシは呼んでいる - が送られてきて、そうなると内容を想像しつつ問題点を整理してコメントをつけるという大変なことになってしまう。今取り組んでいるヤツは、ロゼッタストーンほどではないが、まあ般若心経くらいのインパクトはある。つまり、やっぱり意味がわからない。ちなみに、日本人は世界でも有数の英語が苦手な国民だといわれたりするが、近隣アジア諸国から送られてくるのも相当なもんですぜ。人のことはいえないが。
そういうわけで今日のも方針はrejectだ。これで最近2か月で3報reject、こちらとしては自らの良心に従って駄目なものは駄目としているつもりだが、なんだか片っぱしから落とす撃墜王てな感じになってきた。でも本当は自分が被・撃墜王なんだな(おかげでrejectのコメント文例はいろいろ知ってるよ!)。