核のゴミ

最近ほとんど誰も使っていないアイソトープ実験室を廃止することになった。そりゃ、よろしいんじゃないですか、と思っていたら、閉鎖作業の責任者という過分なお役目を拝命することになってしまった。
課せられたタスクは部屋をスッカラカンにしてしまうこと。しかしそこはRI室、ただあるものを持ち出すというわけにはいかず、汚染がないことをまず確認しなければならない。最初は、そんな汚染なんかないだろうよ…と甘く見ていたのだった。ところが昨日拭き取り試験をしてみたら、結構カウントが出るじゃあーりませんか。こうなると、まずは除染を試みて、だめなら放射性ゴミとして捨てるしかない。
そんなわけで昨日からRI室に入り浸っている。昨日は拭き取り試験中に液シンのカクテルを浴びたりしてとてもエキサイティングな一日だった。この作業は6月末までに終了することになっているので、実験なんかしとる場合じゃないなこりゃ。