先週からラボに台湾人のゲストが来てて、今日お帰りになった。全く面識はなかったのだが、お前のラボを訪問してもいいか、とメールが来たもので。先方にとっては視察だか研修だかっていう位置付けになるようなので、実験を見せたり研究について紹介したりしたわけだが、実は観光以外で外国に行くのは初めてなんだそうで、いろいろ慣れていない感じではあった。一番参ったのは予想以上に英語が通じなかったことで、話していることの20%くらい伝わっているかな?という感じ。英語が下手なのはお互い様でしょ、っていえばそうなんだけども、疲れた。
一緒に亀岡の農業試験場へ見学に行ったりもしたのだが、最後まで「カメオカ」という地名を覚えてもらえなかった。どうも「ケマワカ」だと思ってるみたいだ。また、法然院にお連れした際には、これは何という寺だ?と問われてホーネンインと何度も答えたものの、結局通じなかった。こりゃやっぱり漢字を見せるのが一番と思い、近くにあった「法然院 森のセンター」という看板を示して、ほれほれこのような字を書いて法然院と呼ぶのです。と説明したところが、おおモリノセンターという寺か、と勝手に納得されてしまった(面倒なことに、日本語は多少読めるみたいなのだ)。日本の文化が誤って伝わらないことを願うばかりである。