5/1に時計台から通知が来て,新型インフルエンザ発生国(疑いがある国含む)から帰国した場合は1週間自宅待機(教職員は就業禁止)だそうな.で,対象国はきっちり指定してあって,その中にスウェーデンも含まれている.では帰国後一週間休むことにして... といいたいところだが,間の悪いことに帰国後すぐわたくしが担当する3年生の学生実習(週5日午後1時から6時前までを2週間)が始まる.わたくしの所属学科では,この学生実習の担当というのは准教授の最も重要な職務のひとつになっており,どうしてもサボるわけにはいかない.講義ならまだ休講にすることもできるが.というわけで,北欧遠征は中止せざるを得なくなってしまった.5/1の夜にそれを決めて,立腹しつつ,会議の世話人や旅行会社や経理担当者にごめんメールを送信した.
ところがここ数日の状況を見ると,まだ予断は許さないながら,どっちかと言えば感染拡大は鈍化しつつある感じだ.無論こんないやったらしいモノが無くなるのはいいのだが,この分だとシンポジウムは通常どおり開催されて,ワシだけひとり大騒ぎで渡航取り止め,というみっともない状況になりそうだ.様子を見ていてあまり直前のキャンセルになっても迷惑だろうと思って早期決断したのだが,早すぎたかもしれない.ワシはどうしてこう,ギャンブルに弱いのだろうか...