枇杷の木は倒れた

オフィスの窓の外にあった枇杷の木が切られた.いま中庭を美しく整備しようとしているのだそうで,その美しい構想に件の木は含まれなかったということのようだ.もともとは誰かが種を埋めて勝手に生えてきたものらしい.また枇杷の葉ってのはデカくてテカテカしてて,繊細とかなごみとかいう印象とはちと異なることは確かだ.とはいえ,あんな簡単に切られてしまうとやっぱり不憫な気がする.おかげで北棟と南棟をつなぐ廊下からは部屋がまる見えとなった.代りになんかの木が植えられるのかどうか知らないが,その木が目隠し程度に育つまでにはワシもクビになっていることだろうよ.