これも一種の休みボケ

ワシが学生の頃はラボのある建物が施錠されることはなかったものだが、10年余り前から夜間と休日は鍵がかかるようになった。これはまあ、防犯上は止むを得ないことだろう。むしろ今では、かつて24時間開けっぱなしだったことのほうが信じられない気がする。更に最近では、従来の鍵からIDカードを使った入退館システムにリプレイスされつつある。ただし館内の各部屋は従来どおり鍵で出入りする仕様なので、これまでなら鍵束1本持っていればよかったところが、今ではカードを取り出したり鍵を取り出したりいろいろしなければ自室へ辿りつくことができなくて、少々めんどうくさいのは確かだ。
そんなわけで今朝も服の内ポケットからごそごそカード入れを取り出し、IDカードをリーダーに通したものだ。そうして無事認証・開錠されたところで、後ろから来た兄ちゃんがさっとドアを開けて入っていった。おのれ、ワシに面倒なところをやらせておいて自分だけ入っていくとは!と憤慨したが、数時間後に気がついた。今日はもう平日だから、元々鍵はかかっていなかったのだ。家を出るときには「今日はもう平日だから、普段どおりの時間じゃないと帰らない」と言ってたんだけどねぇ。正月休み明け、胃腸もさることながら頭のリハビリが必要ですな。