アイドリングストップに関する一考察

今日鳥取から帰ってきた。大荷物なので京都駅から自宅まではタクシーに乗ったが、渋滞でえらい時間がかかった。そのタクシーはハイブリッド車プリウスを使用していた。乗り込むときは物珍しさからちょっと嬉しい気がしたものの、燃費がいいからといって料金が安くなるわけではないし、考えてみれば格別こちらにメリットはないのだった。しかもプリウスは停車時はエンジンが止まるから大層静かなのだが、停車中の車内が無音だと不思議に気まずいのだ。このことは「アイドリングストップバス」で経験ずみのことではある。信号でバスのエンジンが停止して静かになると、それまで連れと喋っていた乗客もなんとなく黙りこんでしまう。これは話し声が周囲に丸聞こえになる気がするせいだと思うが、結果的に車中には何とも気まずい雰囲気が形成されるのである。今回はそれのタクシーバージョンなわけだが、バスでは主に乗客同士の気まずさであるのに対し、タクシーでは乗客と運転手の間の気まずさといえるのではなかろうか。
実はこの雰囲気を打開するために話かけてみたが、あまり話好きな運転手ではなかったようで3秒で会話が終了してしまった。そのくせ運転中にかかってきた携帯電話には出ていやがった。次は普通のタクシーでいいっす。