デジ顕

今日は、K社のオッちゃんがデジタル顕微鏡のデモにやってきた。オッちゃんによれば、通常の蛍光顕微鏡と共焦点レーザー顕微鏡の中間的な位置づけなのだそうである。蛍光ボケが少ないので普段使いとしては従来型よりも画像の鮮明さが段違いであり、場合によっては共焦点レーザーの代替ともなるという。実際にデモを見たところによれば、それらは結局デジタル画像処理技術で実現しているということなんだな。まあ確かに画像はびっくりするくらい鮮明になる。しかしもはやその画像は「眼で見た」ものとは全然違うわけで、そこまでやってええんかいなという気もしてくるのだった。
ちなみにK社といえば2006年の経済誌において生涯給料トップと評価された会社なんだそうで、そのせいか製品も高額である。関係ないか。今回の顕微鏡もエントリーモデルが680万、ハイエンド機が950万だそうだから、ワシのおこづかいで買えるような代物じゃあないが、まあ見るのはタダだからね。今日来てくれたオッちゃんも日々厳しい業務や研修をこなしているやり手営業マンの筈だ。ただ今日はワシのサンプルでなぜか焦点が合わず、オッちゃんをプチ焦らせた。実はその原因は、ワシがプレパラートを上下逆さにセットしてたことなんだが。いろんな客がいるから苦労するよな。
結論としては、一台あればそれは便利だろうが、値段が値段だから。「ご購入をご検討いただけますか?」といわれるので、「夢として。」と答えておいた。