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「第2回近畿食と農ふれあいフェスティバル」というものに行ってきた。近畿の特産品の展示販売と試食につられて。主催は近畿農政局で、食料自給率向上の大切さを知ってもらうための催しだそうな。
感想はといえば、大変な人出で通路もまともに歩けない状態なので何がなんだかわからんかったというのが正直なところだ。あれでは会場が狭すぎる。ゆっくり見てみたい展示も多々あったのに残念。似たような催しでも、12月にパルスプラザで開かれた「京都環境フェスティバル」はもっとスペースにゆとりがあって、展示の中身まで楽しめたもんだが。ま、みやこめっせでやっていただけるのは近くてありがたいんですけどね。
それにしても、かりに混雑がそれほどひどくなかったとしても、今日の催しは食糧自給率向上の大切さを訴える効果があったかのだろうか。まあまずはカロリーベース自給率40%という現状を耳にしてもらうことが目的なのかとも思う。ちなみに会場入口でもらったパンフレットには、なぜ食糧自給率向上が大切かははっきりとは書いてない。パンフレットの見出しを抜きだすと
てな構成になっている。まことにソフトな語り口でインパクトにかけるのでして、「世界人口が増加していくので食い物がどんどん高くなるかもしれませんし、売ってもらえなくなるかもしれません。それで困ることにならないように自給率を高めましょう」ってはっきり書いたほうがわかりやすいと思うけどなぁ。人口だけでなく、バイオエタノールがこれだけ流行りだすとトウモロコシなどは新たな戦略物資になりうるので、アメリカは売ってくれなくなる(というか、値をつりあげてくる)ようになるかもですし。
それでワシなんかは、何をしたらいいのかと思うのですよ。国内産食糧がより多く買われるようになることは自給率向上に寄与するので、土地生産性・労働生産性を上げる方法を見つけることはよいことのはず。そのためにコスト減の方法を見つけるか、あるいは収量向上か... それには長い目で見れば細胞壁の研究も役に立つ...かな...