こどもとはいしゃ

今日は息子をつれて歯医者さんへ行ってきました。
一週間ほど前の夜、息子の歯の「仕上げ磨き」をしていて、奥歯にポチっと黒い点があるのを発見しました。やや、と思って強めにブラッシングしてみても取れません。虫歯できちゃったかとあきらめて歯医者さんに予約を入れました。実は件の黒点自体は予約を入れた数日後に見当たらなくなったのですが、まあそれならそれで歯のチェックをしてもらうのもよかろうと考えたわけです。
結論からいうと、奥歯はやはり虫歯ではありませんでした。先生はニヤリと笑いながら説明してくださったのですが、つい先日もそっくりのケースがあったとか。子供の歯に黒い部分があって、父母、祖父母が一家総出(!)で磨いたけど取れず、すわ虫歯かと来院されたが、実はお菓子か何かでした、と。歯上面の溝に付着すると意外に取れにくいのだそうです。よくあるパターンだったわけで、ちょっと恥ずかしかったですが、いやいやそれだけお口の中に関心を持っていただくのは大変結構です とフォローしていただきました。ともあれ一安心です。
といっても息子の場合、実は前歯の裏がすでに虫歯になってしまってます。その部分は夏に一度別の歯医者さんで見てもらって、まだ軽微なのとそのうち抜ける歯であることから経過観察中でした。今日はそこに「進行止め」の薬を塗って、加えて歯全体に弗素を塗布してもらいました。息子は少し緊張していたようですが、全体にはとても良い子にしていたので、いやはや大きくなったもんだと感心しました。数年前に弗素塗布をしてもらったときには数人がかりでおさえつけて大変な騒動でしたが。もっともこれは歯医者さん側の要因も大きいでしょうね。今日の歯医者さんは、子供に対しては逐一「風をあてるよ、ほらこんな感じやでー、大丈夫か?」とか「これ(唾液や水を吸引するやつ)をお口にいれるで。これはまあ掃除機やなぁ、掃除機知ってるやろ。そうや、ほっぺた吸うてみよ。(ズゴゴゴ)」とか説明しつつやってくださいます。子供の気分としても、いきなり押えつけられるのとは違うことでしょう。いちいち時間はかかりますけども。
思えば滞米中は結構歯に悩まされました(親の歯の話)。かの国では歯科治療は高額につくので、痛くなってからの治療よりも予防・検診のために定期的に行くと聞いてました。なるほどそれはそうだと思いましたが、帰国して早くも2軒の歯医者さんにお世話になった感じからすると、日本でも予防の比重が高くなってきているようですね。私もこれからは定期検診を受けるようにしようと思います。私は歯並びもがたがたで、手(治療)が入っていない歯はあるんだかないんだか、てな感じですが、子供の口のなかはまだきれいなもんです。このまま健康なお口を維持していってくれればと願ってやみません。でも実はこれは願いじゃなく、あんたらがちゃんと磨いてやれってことですね!小学生低学年くらいまでは虫歯は親の責任だっていいますから。せいぜい、努力します…