今日もご立腹

査読1報目終了。今回のは学会でも名の通った先生のラボから投稿されたものなので油断していたが、なかなかどうして、何がいいたいのか判読に苦しんだ。これは大学院生が書いたのをそのまま投稿させているのかしらん。Correspondingはボスの名前になっているようだが。
冗長な論文によくあるのが、FigureやTableに書いてある数字を、xxxは23.1、yyyは22.5、zzzは44.2で... とResultsセクションに延々再現して、それだけ(だからどうしたという話はない)。Resultsには結果を淡々と記述するのがよいといっても、それならFigureやTableの存在意義がない。ひどいことにはそれがAbstractにまで書いてある。それはおかしいよ、と書こうとしたが、この憤慨を英語でうまく表現できるかどうか、面倒臭くなったのでやめた。
規定では審査に通ってから英文校閲に出すことになっているが、それにしてもワシのところに回ってくる論文の大半が、何が書いてあるのかよくわからん。最低限、英文法レベルではまともなものを投稿していただきたいものだ。論文審査といい乍ら審査以前の段階でエネルギーを使わせるというのは、他人の時間を無駄にするという意味で犯罪的と思う。