嵐を呼ぶ男

蹴上浄水場は今日から年に一度の一般公開となり、我々も見学に行ってきた。「浄水場の一般公開」とはいっても、押し寄せる見学者の目当ては勿論水道設備ではない、満開のツツジだ。浄水場のある高台の斜面が一面ツツジでカバーされている様は見事なものであったし、高台からの市内の眺めもよい。今日はあまり視界はよくなかったけれど。ちなみに昨日も大文字山から京都市内を眺めたので、連日高いところに登って「なんとかと煙」のようではある。
花が目当てとはいっても、水道設備も見学はしてきた。その中に「水道メーターの仕組み」というコーナーがあって、おっちゃん二人がメーターの構造を説明してくれる。黙って聞いて立ち去るだけではおっちゃん達も張合いがないかなーと思い、この赤い二つの回転計はなんですかと聞いてみた。どうやらそれは、ディジタルで示される分が0.1 立米単位までを表示しているのに対し、0.01、0.001立米単位を示すメーターであるらしい。ところがおっちゃん達はそう説明しながら、この表示はおかしいのではないか、こんな使っていないぞ とか いやこんなもんだろう とか、見学者をそっちのけで論争を始めた。黙って立ち去ってきたが、ワシ要らんこといったかな。